1年美術科では、奈良県立美術館で催されている特別展「奈良ゆかりの現代作家展 安藤榮作 ー約束の船ー」に行ってきました。
奈良県天理市を拠点に活動されている安藤榮作さんは、かつて福島県を拠点に制作に取り組まれていましたが、東日本大震災に被災され、福島第一原発事故を機に奈良県に避難移住されました。
今回の美術館訪問では、作品の見学だけでなく、作家の安藤榮作さんとの対話及びワークショップを行いました!
| 第一展示室「営みの祈り」では、福島のようすが絵巻物のように描かれています。 そして、その横を犬が太陽に向かって走っています。 |
| 「うずくまる自由」 安藤さん曰くはじめは「うずくまる人間」だったそうですが、人間を違う表現で表そうと試みたとき、「魂は縛りがなく自由」だと感じて「うずくまる自由」になったそうです。 |
| 生徒からの質問に答えるかたちで「約束の船」に込められた思いを語ってくださりました。 |
| 安藤さんから「約束の船に乗って、旅に出かけよう」とお声がけをいただき、特別に生徒が制作した作品を「約束の船」の作品の一部として取り入れてくださりました! 「どこに置いてもいいよ」という言葉に、生徒たちは次々と自分自身の作品を約束の船に載せていきました。 |
| 安藤さんの作品のなかに、あちらこちら生徒の作品が溶け込んでいます。 |
| 生徒とのコラボによる化学反応に安藤さんも驚いてくださり、とても贅沢な美術館でのワークショップとなりました。 安藤さん、奈良県立美術館の学芸員の皆様、本当にありがとうございました! 安藤榮作展は、奈良県立美術館で11月16日(日)まで開催されています。 附中生の作品が「約束の船」内に展示されているのは特別のため、その日限りで取り除かれていますが、みどころ満載の展示会です。 芸術の秋、是非どうぞ! |