アクサユネスコ防災減災プログラムで取り組んでいる「文化財の防災」について学ぶために、奈良市防災センターと奈良市南消防署をユネスコクラブと有志生徒で訪問をしました。
前回は東大寺での火災被害や文化財防災の取組について学びました。今回は、消防の方から訓練用の模擬仏像を見せてもらったり、どのように文化財を守ろうとしているのかについて詳しく学びました。実際に模擬仏像を移動させてもらい気付くことがたくさんありました。ケヤキでできた仏像の重さ、仏像がいくつかのパーツに分解できること、できるだけ仏像を守りながら運ぶことができる専用の担架の存在など、たいへん貴重な体験をさせていただきました。
実際の火災現場で仏像を運び出すことは大変なことであると実感しました。消防隊員の方の命がけの努力で守られた文化財があることを知り、次世代に文化財を受け継ぐことの大切さを実感できたと思います。
後半は、消防署で救助工作車や消防ポンプ車の説明を受けたり、装備を身につけさせていただいたりしました。隊員の方の消防に対する真剣な思いを感じることができました。
避難訓練用の模擬仏像です。全国でも珍しいそうです。 |
実際に運び出す作業をさせてもらいました。 |
救助工作車やポンプ車について説明を聞きました。 |
消防士さんの防火服を試着させてもらいました。 |